吐き捨て

吐き捨て場。気が向いたらジェンダーとか発達障害とか読んだ本とかの話をします。

読書感想の羅列

買った。著者のブログを読んでたので買いました。
恐る恐る開いて読みだしたら止まらなくなって一気に読了しました。
語り口がいつものブログのように軽妙で気負わず読ませる文体だなと感じます。

自分もご多分に漏れず諸々の理由によって自己啓発本が嫌いなんですが、時々挟まる著者の実体験(として語られている)部分でそうそうそういうのあったししんどかった…と勝手に泣きながら読みました。
自分の今までを振り返って生きづらさや焦燥感ややるせなさや怒りのフラッシュバックにぶちのめされても読んで損はなかったと思いました。
こういった仕事術的なアレ、だいたい書いた人の主観とか個人的なハックに終始しがちだと思っていたのだけれど、
解説できちんと精神科医の方による現在の医学的知見からの但し書きがあって読後に「いやエッセイ読まされただけやん!!!!!知らんがな!!!」みたいなガックリ感もなかった。

 

決して読んだ発達障碍者すべてに対する銀の弾丸ではないけれど、こういう工夫とかでやっていきましょうという提案なのだと読める本だと思います。

 

個人的にはこの本を読んでいて自分もそうだった!っていう部分とこの人のやり方は多分できないな…という部分がそれぞれありました。個人差ってやつですね。

また、やっぱり一口に発達障害とまとめられてそうでない人間に認識されることは割と重大な誤認を生みがちだなと思ったり、そうやって一般化して推測することで成り立つ部族もあるんだろうなと再認識したりしました。

 

ワーッと勢いで書き連ねてしまいました。
女の発達障害と茶番センサーと人間関係をホッピングしたくなる話のあたりを読んでたら何かもぞもぞ考えが湧いてきたので何回かこの本を読み返して気が向いたら書き捨てるかもしれません。